Tillandsia gardneri var. gardneri (Brazil #2)
このガルドネリは通常のものに比べると極端に花茎が短くなっています。花序を下垂させるガルドネリも可愛いですが、こちらも中々に良いものです。
着生しているコルクの大きさが成人男性の手のひら大なので、そこまで大きなクローンというわけでもありません。
これが初めての開花なので子株に遺伝するか不安ですが、何とか固定したいところです。
栽培難種と言われているガルドネリですが、風通しと日当たりを良くしていればそこまで難しくないかと思います。私は現在2タイプのガルドネリを育てていますが、どちらも調子よく育っています。
ガルドネリは下葉が枯れるとスカートの様になって溜っていきます。通常のティランジアの管理であれば枯れ葉は取り除くのですが、ガルドネリに関しては取り除かない方が良いでしょう。
よく観察すると分かるのですが、ガルドネリはまず自分の下葉に根を張ります。その後コルクなどにも根を伸ばしますが、中には下葉をグルグル巻き込むように根を張っているものもありました。
このことから、恐らくガルドネリは枯れた下葉をミズゴケ代わりのように使用しているのではないかと思われます。
取り合えず、日当たりと風通しを良くして下葉は取らない、というのがガルドネリ栽培の一つの方法でしょう。
いやぁ、しっかしガルドネリの花は綺麗ですね。ピンク色の花にギュッと詰まったような花序。素晴らしいです。
個人的にティランジアの中でもブラジル赤花が一番好きなのですが、ガルドネリは入手のしやすさの割に見た目も美しく、非常におすすめのティランジアですね。
栽培難種だからと言って臆せず、とりあえずチャレンジしてみると楽しいと思います。